「圧力に耐える硬質の支持体管を開発して欲しい」。
1970年代初め、お客様から依頼されたこの一言が、Nittoが他社に先駆けて膜事業へ参入するきっかけでした。
それは、今から約50年も前のことです。
当初は、ポリエステルのFRP筒に微細な穴を開けるという構造だったものの、酢酸セルロースのチューブラ(管状)型の研究をきっかけに、性能は飛躍的な進化を遂げました。膜事業のメインとなるのが、一度下水として使用された水や海水を、再び上水や工業用水として使えるようできる高機能膜「逆浸透膜」。この膜の高い濾過性能は、医薬・食品・半導体など、様々な分野で利活用されています。
Nittoの主力事業の一つにまで成長した膜事業を加速度的に進化させたのが、1986年、滋賀に設立した世界初の水処理膜専門工場。そして1987年の ”メンブレン事業の生まれた国”アメリカにある「ハイドロノーティックス社」の買収。これは、Nitto初となる海外企業買収でもありました。
2000年初頭には、水不足が深刻なシンガポールの水再利用プロジェクト"NEWater Project"に参画し、世界初の汚れに強い逆浸透膜を提案。シンガポール政府と連携し、下水再利用の実証実験を成功させ、多くのプラントへと納入いたしました。
また2002年には、中国松江でも膜の生産を開始。水質が非常に悪く、汚れで詰まりにくい膜が欲しいという中国市場のニーズに応える新製品を開発し、中国における逆浸透膜のトップメーカーにまで成長しました。現在では日本、アメリカ、中国の世界3拠点を中心にビジネスを展開しています。
私たちは、変化をチャンスと捉え、常にお客様に満足していただけるよう、
100周年を迎えたこれからもチャレンジを続けていきます。
「圧力に耐える硬質の支持体管を開発して欲しい」。1970年代初め、お客様から依頼されたこの一言が、Nittoが他社に先駆けて膜事業へ参入するきっかけでした。それは、今から約50年も前のことです。
当初は、ポリエステルのFRP筒に微細な穴を開けるという構造だったものの、酢酸セルロースのチューブラ(管状)型の研究をきっかけに、性能は飛躍的な進化を遂げました。膜事業のメインとなるのが、一度下水として使用された水や海水を、再び上水や工業用水として使えるようできる高機能膜「逆浸透膜」。この膜の高い濾過性能は、医薬・食品・半導体など、様々な分野で利活用されています。
Nittoの主力事業の一つにまで成長した膜事業を加速度的に進化させたのが、1986年、滋賀に設立した世界初の水処理膜専門工場。そして1987年の ”メンブレン事業の生まれた国”アメリカにある「ハイドロノーティックス社」の買収。これは、Nitto初となる海外企業買収でもありました。
2000年初頭には、水不足が深刻なシンガポールの水再利用プロジェクト"NEWater Project"に参画し、世界初の汚れに強い逆浸透膜を提案。シンガポール政府と連携し、下水再利用の実証実験を成功させ、多くのプラントへと納入いたしました。
また2002年には、中国松江でも膜の生産を開始。水質が非常に悪く、汚れで詰まりにくい膜が欲しいという中国市場のニーズに応える新製品を開発し、中国における逆浸透膜のトップメーカーにまで成長しました。現在では日本、アメリカ、中国の世界3拠点を中心にビジネスを展開しています。
私たちは、変化をチャンスと捉え、常にお客様に満足していただけるよう、100周年を迎えたこれからもチャレンジを続けていきます。