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補聴器用電池と互換性のある充電池※1による 世界初※2の「補聴器用ワイヤレス充電システム」を共同開発

日東電工株式会社(本社:大阪府大阪市、社長:髙﨑秀雄、以下Nitto)とリオン株式会社(本社:東京都国分寺市、社長:清水 健一、以下リオン)は、世界で初めて※2「補聴器用ワイヤレス充電システム」を開発しました。このシステムはリオネット補聴器、補聴器用空気電池と互換性のある充電池※1、およびワイヤレス充電器で構成されており、ユーザーの利便性の向上に大きく寄与するものです。

開発背景

補聴器は、ユーザーにとって日常生活に欠かせないものであり、必要な時に確実に動作することが求められています。補聴器に使用する電池は、空気電池、充電池および乾電池※3があり、現在は空気電池が主流となっています。空気電池は連続使用時間が長いことや、外出先などで電池が切れた場合に予備の空気電池に交換することで、継続的に利用できることなどが利点となります。しかしながら空気電池は、定期的な交換や購入の必要があるなどの課題がありました。

一方、充電池は、頻繁な電池交換の必要はないものの、空気電池に比べて連続使用時間が短く、外出先などで電池が切れた場合に備え充電器を携帯するか、予備の補聴器を準備する必要があるなどの課題がありました。

このような課題を解決すべく、リオンが補聴器に必要な技術要素を抽出し、Nittoが充電池※1、充電器部の開発および設計をすることで、補聴器用電池と互換性のある充電池※1による世界初※2の「補聴器用ワイヤレス充電システム」の共同開発に至りました。今後製品化を目指して両社でさらなる検証を重ね、2018年6月頃の販売開始を計画しています。

本充電システムの主な特長

  1. 空気電池と充電池※1の両方が使用可能
    外出先で万一、補聴器の充電切れが発生しても空気電池に交換することですぐに使用を再開でき、補聴器ユーザーの充電切れに対する不安を解消します。
  2. 充電器に置くだけのワイヤレス充電システム
    本システムは補聴器を充電器におくだけで充電できます。さらに補聴器の向きも気にする必要がありません。
  3. リオネット補聴器 (空気電池使用)への利用
    利用できる補聴器につきましては、本充電システムの販売時にお知らせする予定です。今後発売するリオネット補聴器や現在販売しているリオネット補聴器の一部についても、本充電システムを利用できるように開発を進めていきます。
  4. 充電池※1は、約2.5時間の充電で約30時間※4の連続使用が可能
    短い充電時間で長時間の連続使用を実現したことにより、補聴器ユーザーの利便性を大幅に向上させます。
  5. 充電池※1の充電可能回数800回以上※4の長寿命
    1日1回の充電の場合、2年以上充電池※1を取り換える必要がありません。
補聴器用電池と互換性のある充電池による 世界初の「補聴器用ワイヤレス充電システム」を共同開発

新開発の充電池※1 (左)と空気電池(右)

共同開発について

リオンは、「人へ 社会へ 世界へ貢献する」を企業理念に掲げ、世の役に立つ快適な生活の実現をテーマとして製品開発を続け、補聴器、医用検査機器、音響・振動計測器、微粒子計測器という4製品群を軸とした事業展開を行っております。今回共同開発した補聴器用ワイヤレス充電システムをリオン製品のラインナップに加えることにより、補聴器ユーザーの利便性の向上を図ってまいります。

Nittoは、Innovation for Customersをブランドスローガンに掲げ、人々の健やかで快適な生活に貢献できるよう、環境、新エネルギー、ライフサイエンスなどの分野へ新しい価値を提供しております。この度、Nittoの回路材事業、半導体事業で培った高精度配線技術、高分子加工技術を活用することで、補聴器用空気電池と互換性のある形状で世界初※2の充電池※1、およびワイヤレス充電器を開発しました。

補聴器用電池と互換性のある充電池による 世界初の「補聴器用ワイヤレス充電システム」を共同開発

※1:リチウムイオン充電池とワイヤレス充電機能を組み合わせた充電池モジュール
※2:補聴器用空気電池と互換性があり、ワイヤレス充電を実現した補聴器用充電システムは、世界初です。(2017年9月末現在/リオン、Nitto調べ)
※3:乾電池は、耳かけ型補聴器等に比べてサイズの大きいポケット型補聴器に使用されています。
※4:連続使用時間と充電可能回数は使用状況、使用環境により変化します。

ニュースリリースに関するお問い合わせ

日東電工株式会社 ブランドコミュニケーション部 広報グループ

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