Nittoグループレポート2016
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28Nitto Group Report 2016製品管理Nittoグループは、ステークホルダーに安心・安全な製品を提供するために、開発・設計から廃棄に至るバリューチェーン全体において以下の取組みを行っています。化学物質管理の取組み社会の変化を先取りし、事業を展開するすべての国・地域の法とその精神を遵守した上で、企業としての社会的責任を果たすべく化学物質情報の管理を行っています。原材料に含まれる化学物質の情報および、Nittoグループで製造される化学物質の情報を適正に管理することで、製品の安全や従業員の安全を確保し、環境へも配慮しています。また、お客様に対しても製品に含まれる化学物質の情報を適正かつ迅速に開示するとともに、紛争鉱物※に関する情報の提供も行っています。※紛争地域で産出され、武装勢力の資金源となっている鉱物情報管理体制の構築近年、化学物質に対する社会からの高い関心やグローバル化を背景に、各国・地域の法規制変化への迅速な対応が求められています。Nittoグループは、2007年の欧州におけるREACH規制強化を機に、原材料化学物質情報および各国・地域の法規制情報について、日本が中心となって一元管理してきました。現在、法規制への対応強化に向けて、エリア主体の情報管理体制の構築を進めています。2015年には、欧州エリアにおいてエリア主体での法規制対応が可能となりました。米州エリアにおいても2018年を目標に体制の構築を進めています。さらには、東アジア(中国)への展開も開始し、今後はすべてのエリアで自律的な情報管理を行います。パートナー様お客様バリューチェーン開発・設計原材料購買生産流通販売廃棄化学物質管理品質管理物流管理Nittoグループ調達管理パートナー様お客様Nittoグループ地域社会法令遵守生産開発・設計原材料購買流通販売廃棄製品安全の確保環境への配慮従業員の安全確保化学物質情報管理原材料情報20052006 EU Restriction of Hazardous Substances (RoHS)2007 EU Registration, Evaluation, Authorization and Restriction of Chemicals (REACH)2010201520202007日本エリア2010欧州エリア2015米州エリア20152016東アジアエリア南アジアエリア■エリア管理体制の構築状況■化学物質情報管理フロー

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