12月16日から17日東北大学(電気通信研究所)にて開催された、電子情報通信学会研究会にて、共同研究先の関西学院大学長田研究室から「面発光パネルの感性価値に関する階層評価構造」、「感性指標を用いた面発光パネルの価値の測定」の2件の研究内容を発表しました。
本報告では、RAYCREATM の光が人に沈静(リラックス)-覚醒(わくわく)の相反する感情を1つの商材で提供できる可能性を示す内容であり、今後の活用が期待されます。
◆研究内容と成果
長田典子教授と共同で行った本研究では、 RAYCREATM パネルがもたらす感性価値の構造を評価グリッド法を用いて明らかにしました。研究の結果、 RAYCREATM の光は快-沈静(リラックス)と快-覚醒(わくわく)の2つの側面の価値を高める可能性が示唆されました。
- 快感情は、 RAYCREATM の透明性や奥行き, グラデーションに起因する可能性が示されました。
- RAYCREATM パネルを4枚重ね、LED(光源)を動かすことで、覚醒(わくわく)の感情を与えることが示されました。
- RAYCREATM パネルを1枚で提示し、 LED(光源)を静止させた場合では、沈静(リラックス)の感情を与えることが示されました。
- 沈静(リラックス)においては、 観察する角度によって、RAYCREATM の指向性のある光が変化して見えることで不規則な動きとして知覚されたことに起因する可能性が示唆されました。