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粘着テープの種類を徹底解説これ1巻あればとっても便利!養生テープ

「養生テープって、聞いたことはあるけど、どんなものかはよくわからない」そんな人も多いのではないでしょうか。養生テープは、引っ越し屋さんや建築現場だけで使うものではないのです! 引っ越しなどものを運ぶ際に役立つことはもちろん、ほかにも日常生活のさまざまな場面で活躍します。今回は、養生テープの特長から日常での使い方までをご紹介します。

意外と知られていない?養生テープの特長

養生テープを知るために、まずは言葉の意味から。「養生」とは、健康増進の意味もありますが、養生テープが活躍する場面では少々意味が異なります。主に引っ越しや建築現場においては「保護する」という意味があるのです。現場の作業中に壁やエレベーターの内部などを「保護する」ためにシートで覆い、これを固定する際に養生テープは使われています。 特長としては、仮止めなどの一時的な使用となるため、一般的な粘着テープよりも粘着力が低く、のり残りしにくいことが挙げられます。同じく貼られる側の素材を傷つけないこともメリットです。また、クラフトテープでは難しい重ね貼りができる点や、オモテ面に油性ペンなどで文字が書ける点、布テープのように素手でも簡単にまっすぐちぎれる点など、実は魅力たっぷりのスグレモノなのです!

養生テープが活躍するシーンとは?

やはり、なんといっても引っ越しです。名前の通りの養生はもちろんですが、もっと身近な使い方もたくさんあります。
例えば、収納ケースなどの引き出し付きの家具を運搬する際、養生テープで引き出しを固定すれば引き出しが飛び出るのを防ぐことができます。扉などの開閉部がある棚などの家具にぴったりです(※中の棚板の固定もお忘れなく)。
また、家電などの電気コード類を結束バンドのごとく束ねたり、食器類ではなべの本体と蓋の固定や菜箸などを束ねたりと、こまごましたものをひとまとめにするのにも便利です。直接巻くのはもちろん、新聞紙やプチプチなどの上から巻くように貼ってもOK。運ぶものがまとまるほど、引っ越し作業はどんどん捗ります。
とはいえ、いくつかの注意も必要です。梱包用の段ボールには、底抜けの原因となるため使用しないこと。また、いくら粘着力が低いといえど、塗装がされた家具への使用は、塗装がはがれる危険性が高いためおすすめできません。

Nittoの養生テープをご紹介します

現在、養生テープはさまざまな種類が流通しています。床養生用No.395Nの特長としては、粘着力が低いのに、フローリングや養生シートから剥がれにくく糊残りや下地破壊が殆どありません。 また、このテープは、ハロゲン、硫黄、鉛などの重金属を含む原材料は使用しておらず、環境面を考慮した地球にやさしい養生テープとなっています。 そして、なんといっても印象的なのは製品カラーの「さくら色」。きれいな色ですが、この色が選ばれた理由もきちんと存在します。開発当時、世の中は有害物質「ダイオキシン」の問題に揺れていました。その影響から、ダイオキシンの発生を防ぐために、テープにも塩素を含まない樹脂顔料の使用が求められたのです。当時は一般的な緑色や青色などは樹脂顔料に塩素が含まれるものが多かったため断念し、他の色でイメージのよい明るい色を選ぼうということで、さくら色が選ばれたとのことです。 使い勝手が抜群かつ見た目にも楽しめる、まさに一家に1巻の便利なテープと言えるでしょう。

ほかにもこんなに便利な使い方が!

オモテ面に文字を書ける点を利用すれば、メモ代わりとして有効活用できます! たとえば、収納棚の扉に収納してあるものを書いた養生テープを貼っておけば、何を入れてあるのかがひと目でわかります。
災害時の伝言用にちょっと強力な「ふせん」として、目立つところにしっかりと貼っておくこともできるでしょう。

まとめ

普段はなかなか利用することが少ない養生テープ。その特長を知ってみると、いろいろと使ってみたくなってきませんか? 日常使いでも役立つことから、家に1巻、常備しておくとよさそうです。ぜひ、養生テープをもっと身近で活用してみましょう!

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