テープとくらし館
「餅は餅屋」という言葉があります。何事も専門家に任せるのが一番である、という意味です。そこで、今回はまさに「テープはテープ屋」。テープメーカー社員が教えてくれたオフィスで役立つテープの裏技を紹介します。覚えておけば、ふとした瞬間に便利を感じる、さすがのテクニックです!
※当サイトのコンテンツは各ページ公開時点の内容です。取扱いを終了した製品名や画像が含まれている場合がございます。
ハサミやカッターを使わないテープの切り方
いざテープを使おうと思ったら、テープカッターやハサミがなくて困ったことはありませんか? そんなときちょっとした工夫をするだけで、手だけでテープをきれいにカットできる方法があるのです。
![](/jp/ja/others/tapemuseum/life/column/vol14/1_1.jpg)
テープを使用したい長さまで引き出します。マスキングテープなどの和紙テープがより簡単に切れ、おすすめです。
![](/jp/ja/others/tapemuseum/life/column/vol14/1_2.jpg)
カットしたい部分で粘着面同士を合わせるようにひねりながら、左右どちらか90度に折り曲げます。粘着面は完全に貼り合わせ、きれいに三角形にしておきましょう。右利きの人は右に使いたい長さのテープがくるように、左利きの人は左にテープがくるようにすると、切りやすいです。
![](/jp/ja/others/tapemuseum/life/column/vol14/1_3.jpg)
テープの縁を刃の代わりにするようにして切る感覚で下に引っ張ると、簡単にカットできます。
カットした後も、三角形の部分がテープに残るので、次に使いたいときにも便利なテクニックです。
※テープの種類によって、この方法でカットすることができない場合があります。
ハサミの「ベタベタ」を解消する方法
同じハサミで何度もテープも切っていると、ハサミに粘着物が付着してしまい、切れ味や使い心地が悪くなってしまいます。そこで、目には目を、歯には歯を、テープにはテープを使って解決しましょう。
![](/jp/ja/others/tapemuseum/life/column/vol14/2_1.jpg)
粘着物でベタベタしている部分がよく見えるように、ハサミを適度に開きます。
![](/jp/ja/others/tapemuseum/life/column/vol14/2_2.jpg)
ベタベタしている部分を、布粘着テープなどで貼ってはがしてを何度か繰り返すと、だんだんとキレイになります。
※ハサミのベタベタがはがれにくくなったら、新しいテープにするとはがれやすくなります。
切れ味の戻ったハサミを使ってみると、ちょっとした快感が味わえます。特にオフィスなどにはベタベタしているハサミが意外とあるので、気づいたらぜひ試してみてください。
両面テープのはく離ライナーの上手なはがし方
両面テープを使用する際、貼ってみたはいいものの、はく離ライナー(もう一方の面を使うためにはがすツルツルした台紙)がうまくはがれないことがあります。そんなときの裏技です。
![](/jp/ja/others/tapemuseum/life/column/vol14/3_1.jpg)
両面テープを貼りたい場所に貼ります。今回は封筒のフラップに貼ります。
![](/jp/ja/others/tapemuseum/life/column/vol14/3_2.jpg)
はく離ライナーの端に持ち手ができるようにマスキングテープなどを貼ります。
![](/jp/ja/others/tapemuseum/life/column/vol14/3_3.jpg)
はく離ライナーをはがすように、ゆっくりとマスキングテープを引いてみてください。はく離ライナーが端からマスキングテープにくっつき、見事にはがれます。
※テープの相性によっては、はく離ライナーにうまく接着しないものがあります。
まとめ
![](/jp/ja/others/tapemuseum/life/column/vol14/4.jpg)
たかがテープ、されどテープ。テープは使い方次第で、生活をより便利に、快適にします。紹介した技以外にもきっと、便利な使い方がまだまだいろいろあるはずです。ぜひあなたなりの「技」で、テープをもっと楽しんでみてください。
関連コンテンツ
-
テープの科学館
基本的な構造
現在、私たちが使っている粘着テープのほとんどは、紙や布に粘着剤を塗っただけ・・・ではありません。より使いやすく、さまざまな用途で使うために、支持体、粘着剤、下塗り剤、背面処理剤(剥離ライナー)といった層から構成されています。これらの組み合わせによって、粘着テープは数千種類あると言われています。
-
テープとくらし館
きれいサッパリはがしましょう!テープの上手なはがし方
一度貼ったテープ。きれいにはがしてみようとゆっくりと力を入れていっても……やっぱりどこかで「ビリビリビリ」。そこには、見るも無残なのり残りが。さらにがんばって爪でカリカリ削っても、結局少し跡が残ってしまうんですよね。もうこんな経験をしないために! テープの上手なはがし方を、この機会にぜひ身につけてみてくださいね。
-
テープの企画展
企画展 第20回 テープの粘着剤×塗り方展
粘着テープには、さまざまな種類の粘着剤があります。テープに機能を付加するため、粘着剤の塗り⽅も異なります。今回は、粘着剤の塗り⽅で、テープを紐解いていきます。
![閉じる](/jp/ja/others/tapemuseum/special/vol8/pop_close.png)