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テープとくらし館

幼稚園・保育園でも大活躍! セロハンテープの成分と安全性は?幼稚園・保育園でも大活躍! セロハンテープの成分と安全性は?

幼稚園や保育園でも人気で、お子様の遊びが一気に広がるセロハンテープ。
しかも、セロハンテープは非常にエコで安全性の高いアイテムなんですよ。
幅広く活躍しているセロハンテープの、成分と安全性についてまとめました。

セロハンテープの素材は子どもにも安全

のりとは違い、立体的な工作ができるセロハンテープ。
セロハンテープを使う中で、平面工作だけでは養えない立体感覚を育てることができます。そのため、幼稚園や保育園の年長クラスになると、一気に工作の幅が広がって目にも楽しくなりますよね。
また、最初に苦戦しやすい「テープを切る」という行為。
のりには必要のなかった切る、引くといった動作も、遊びの中で自然と身に着きますね。
ただ、一緒に注意して使っていると、安全性は高いのかどうか、気になる保護者の方もいるはずです。
ですが、安心してください。
基本的に、セロハンテープの素材はナチュラルな自然素材を駆使して作られているんですよ。

セロハンテープの素材は安全でエコロジー?

セロハンテープを細分化してみると、いくつかの層が重なってできています。
支持体や粘着剤、下塗り剤、背面処理剤(はく離ライナー)と呼ばれる物質がミルフィーユのように重なり、ベタベタする面やくっつかない面ができているのです。
これらの素材の組み合わせによって、粘着テープの種類は広がっています。
一般的に「セロハンテープ」と呼ばれる文房具については、4つの層で構成されている場合が多いです。
まず、最も外側に出ている面は「はく離剤」の層。
セロハンテープを引き出すと、片側はベタベタとしているのにもう片方はサラサラとくっつきませんよね。これは、「はく離剤」でコーティングされており、その下のセロハンに粘着剤が付着しないためです。
2つ目の層は「セロハン」です。
セロハンの主成分は木材。チップと呼ばれる木のクズから作られています。
セロハンの下には「接着剤」があります。
これは、その下の粘着剤と、セロハンをくっつける役割のものです。
最後に「粘着剤」です。
この粘着剤は天然ゴムや樹脂から作られています。樹脂というのは天然ゴムを柔らかくしたり、粘着特性を調整する材料です。中にはアクリル系の粘着剤を使用していたり、シリコン系の粘着剤を含んでいるものもあります。
この4つの層が重なったセロハンテープが、再生紙などを使った自然素材の芯に巻きつけられ販売されています。
ちなみに、この4つの層が重なりあっても厚さは50ミクロンほどにしかなりません。50ミクロンというのは1mmの20分の1程度ですから、あの薄さにも納得ですね。
テープの種類もありますから一概には言えませんが、現在は植物由来のエコロジーな素材がメインとなっています。

セロハンテープが人体に与える影響は?

ただし、セロハンテープの箱には「人体に直接の使用は控えてください」などと、注意書きがされています。
これは、人によってかぶれてしまう可能性があるからです。
そもそもセロハンテープは非常に粘着力の強いものですし、人体も場所によっては脆い部分があります。セロハンテープの成分に有害なものが含まれていなかったとしても、なんども粘着させ無理にはがすのを続ければ、ダメージを与えかねません。
また、セロハンテープは量や使い方で様々な形に変えることができます。
小さいお子様の場合、大きく尖った塊を飲み込んでしまうなどの事故がないよう注意したいですね。

実はこんなシーンでも活躍しているテープの色んな種類

ちなみに、「テープ」の中にはその安全性を活用しているものも多くあります。
たとえば、サージカルテープ。通称、絆創膏です。
点滴やガーゼを動かないように止める時や、まつ毛エクステをつける際にも瞼を固定するために使用しますね。サージカルテープ(絆創膏)の場合は、ケガをしている間など、同じ場所に何度も使用することが多いのが特徴です。
そのため粘着剤をゲル状にしたり、簡単にはがせるように配慮したものもあります。
また、歯医者などで麻酔をする前に、注射の痛みを和らげるため麻酔テープを使用します。あの麻酔テープの場合は、粘着剤に麻酔の成分が含まれています。そのため、付けるだけで表面的な麻酔をかけることができるのです。
また、階段や駅のホームなどには滑り防止のために粘着テープが使用されています。
粘着力がつよく表面がザラザラとしたテープは、足を滑らすと危険な場所で活躍し私たちの安全を守っています。

まとめ

実は身近なところで活躍していたセロハンテープ。
天然ゴムや樹脂、チップなどの自然素材を駆使し、私たちの生活をより良いものにしてくれているのです。
ぜひ、お子様にも遊びを通して、使い方や成分に興味を抱いていただきたいですね。

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