株主・投資家の皆様には、日ごろからのご理解とご支援を賜り、厚く御礼を申し上げます。
2012年度は、市場で勝ち、競合に勝ち、自らに「克つ年」として事業を進めてまいりました。2013年度は「越える年」と位置づけ、一人ひとりがこれまでの意識を越えて果敢にチャレンジすることで、世界で戦う実力を身につけます。そしてグローバル化のセカンドステージを闘ってまいります。
Nittoグループの歴史を振り返ると、絶縁材料に始まって、工業用テープ、エレクトロニクス、メディカル、メンブレンと、次々に事業を広げてきました。なおかつ、中間材料メーカーという強みを生かして、変化するところ、成長しているところに出て行った結果、現在では、70以上の業界に製品を供給し、日本を含む28カ国へ事業展開するに至っています。 さらに、私たちのDNAともいえるのが、お客様が困っておられること、こういうものが欲しかったと言われるようなものを開発し提供することです。それを、世界各地の変化・成長しているところで実行してまいります。 |
インダストリアルテープでは、現地で開発、材料調達から生産、販売まで一貫して対応できる体制づくりを行い、更なるグローバル化をすすめます。特に、新興国での産業の成長度合いに応じた製品を投入し、エリア特有のニーズに対応した製品を創出します。
オプトロニクスでは、スマートフォンやタブレットPC市場への事業展開を継続して強化します。
メディカル&メンブレンでは、事業基盤を強化し全体の収益力を上げてまいります。
これらの事業機会を逸することなく、設備投資を積極的に行い、迅速な判断で健全な成長を実現します。
2013年度からは、中期経営計画Nitto-2015をスタートさせました。この計画では、「安全・安心な職場を基本とした“健全な事業成長”の推進」を基本コンセプトに、「事業の成長」「質の向上」「人財の成長」の3つを重点項目として取り組んでまいります。最終年度の2015年度には売上高9,200億円、営業利益1,200億円を計画し、過去最高の実績にチャレンジします。
当社は、2018年に創業100周年を迎えますが、環境の変化にしなやかに対応しながら、お客様に喜んでいただける新たな価値を生み出すことで、グループ一体となって「成長を続ける100年企業」に向けた礎を築いてまいります。 株主・投資家の皆様におかれましては、Nittoグループへの変わらぬご支援、ご指導を今後ともよろしくお願い申し上げます。
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