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米国FDAによる特発性肺線維症治療薬IND申請の許可

日東電工株式会社(本社:大阪市、社長:髙﨑秀雄、以下Nitto)は、特発性肺線維症を対象としたHSP47 siRNA製剤「ND-L02-s0201」の米国IND申請(臨床試験実施申請)につきまして、米国FDA(食品医薬品局)より許可されましたことをお知らせいたします。本許可に伴い、特発性肺線維症を対象とするHSP47 siRNA製剤「ND-L02-s0201」の治験第2相試験を速やかに開始致します。

Nittoは2008年より肝硬変をはじめとする臓器線維症治療薬の研究開発を進め、肝硬変を対象とした治験を2013年6月より開始してまいりました。2016年11月には肝線維症・肝硬変を対象とした「ND-L02-s0201」の開発・製造および販売に関して、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社(以下BMS社)と独占ライセンス契約を締結しました。今回Nittoが開始する特発性肺線維症を対象とした開発プログラムは、BMS社に独占ライセンス権を許諾するオプション契約の対象となります。

Nittoは、Innovation for Customersをブランドスローガンに掲げ、Green(環境関連)・Clean(新エネルギー)、Fine(ライフサイエンス)の分野で事業ポートフォリオを拡大し、社会に価値提供していくことを目指しています。線維症やがんをはじめとした難治性疾患の治療薬を、多くの患者様へできるだけ早く提供できるよう、引き続き取り組んでまいります。

IND申請

Investigational New Drugの略で、米国における新薬臨床試験開始届けのこと。

特発性肺線維症(Idiopathic Pulmonary Fibrosis:IPF)

肺胞に継続的にできる傷とその修復のためにコラーゲンなどが増加して肺胞の壁(間質)が厚くなる原因不明の難治性疾患。予後が悪く、日本では難病指定されています。

HSP47 siRNA製剤「ND-L02-s0201」(BMS社開発番号:BMS986263)

線維症の原因となるコラーゲンの生成や分泌を調節するHSP47(Heat Shock Protein 47)を阻害するsiRNAを用いた核酸医薬。2015年10月には米国FDAよりNASH(非アルコール性脂肪性肝炎)及びC型肝炎に伴う肝線維症と肝硬変を対象疾患として、ファスト・トラック(優先承認審査制度)の指定を受けています。

ニュースリリースに関するお問い合わせ

日東電工株式会社 ブランドコミュニケーション部 広報グループ

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