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循環型グリーン工場に向けて排水利用率90%を達成

日東電工株式会社(本社:大阪市、社長:髙﨑秀雄、以下Nitto)は、「循環型グリーン工場」構想を掲げる滋賀事業所において、排水利用率90%※1を達成致しましたので、お知らせいたします。

NittoグループはESGを経営の中心に置き、人々の健やかな暮らしや持続可能な地球環境に貢献する製品・サービスの創出を目指しています。「持続可能な循環型社会」の実現に向けて、安心・安全な水が十分確保され、効率よく利用できる水環境イノベーションの創造と普及に取り組んできました。滋賀事業所では、2018年に「循環型グリーン工場」構想を掲げ、「水以外の不純物を透過しない性質」を有する逆浸透(RO)膜を含む水処理技術を用いて、事業所で生じる排水・廃液の再利用を推進してきました。

この度、2023年3月時点で、当初の目標※2である滋賀事業所における排水利用率90%を達成し、過去5年間で計56万トンの取水量※3を削減しました。さらに、水溶性廃液を6分の1の体積にまで減容化することで、廃液の蒸留再生におけるエネルギー使用量の大幅な低減に成功しました。

滋賀事業所の水処理設備

排水再利用のフロー図

Nittoは、これまでに培った多彩な水処理技術を、世界各地の市場ニーズに合わせて展開しています。例えば、2019年に新開発した超高圧スパイラル型RO膜「PRO Series」は、耐圧性と耐汚染性に優れており、液体廃棄物を排出しない「排水ゼロ化(ZLD※4)システム」の主要部材として、産業排水規制が高まるインドや中国などで広く利用されています。

また、Nittoでは、Nittoグループの製品を環境貢献・人類貢献の二つの視点で独自の基準により評価し、そのうち、特に高い貢献が認められた製品をそれぞれPlanetFlags™/HumanFlags™として認定する社内スキームを設けており、上記ZLDシステム用途のRO膜を、地球環境への貢献度が高いPlanetFlags™認定製品の一つとして位置づけています。

今後、これらの製品を水リスクの高い国や地域を中心に市場投入し、事業を通じた社会課題の解決と経済価値創造の両立を加速させるとともに、自社の水処理技術を他の環境技術とも融合し、安心・安全な水の提供と、さらなる環境負荷低減に取り組んで参ります。

※1 排水利用率:逆浸透膜製造工程にて使用する水のうち、当該工程で生じる排水を回収し循環再利用させた水の割合
※2 「環境に配慮した循環型グリーン工場に向けた取り組みについて」(2018年4月11日)
※3 削減した取水量:2018年当時の排水利用率50%から90%を達成するまでに削減した取水量
※4 ZLD:Zero Liquid Discharge

ニュースリリースに関するお問い合わせ

日東電工株式会社 ブランドコミュニケーション部 広報グループ

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