企画展 第2回 数字で見るすごいテープ展
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液晶パネル内部の部品を固定するときにこの「すごく薄いテープ」を使うことで、スマートフォンやタブレットPC本体をより薄く、より軽くすることができます。スマートフォンが使われ始めた当初は0.03mmくらいの厚みのテープが主流でしたが、開発が進み0.01mmになり、今では0.005mmにまで薄くなりました。一般的な両面テープの厚みは0.15mm程度なので、約1/30の薄さです。現在も、より薄いテープの開発が行われています。また通常、テープを薄くするとその分固定や接着の機能が損なわれがちですが、このテープはすごく薄いにも関わらず接着性能にすぐれているのも特長です。
※この製品は一般販売されておりません。
通常のセロハンテープはゴム系の粘着剤を使っており、少し黄味がかって見えますが、「すごく透明なテープ」はアクリル系の粘着剤を使っているので透明度が高く、スマートフォンなどの液晶画面に使われています。液晶画面には「空隙」と言われる部材と部材の空気の隙間があり、それによって光が反射して画面が見えづらくなることがあります。「すごく透明なテープ」にはその空隙をぴったりと埋めて、くっきり見やすい画面にする効果もあります。テープを貼ったほうが、よりクリアに見えるというわけです。また、このテープには、長期間使用しても変色せず透明感を維持するという特長もあります。
※この製品は一般販売されておりません。
クルクルとフィルム状になった電子部品の巻き終わりを固定しているのがこのテープ。なぜこんなに長いかというと、製造コスト削減につながるからです。アルミ電解コンデンサーなどの電子部品は自動化された機械で連続的に製造されています。その機械をできるだけ止めずに動かし続けることで、製造プロセスが効率化されコスト削減になります。
そんなニーズに応えるために、8000m巻きという長尺テープが開発されました。たとえば、1mmの電子部品を製造する際には、一巻きのテープで約800万個の部品を製造できるということになります。
※この製品は一般販売されておりません。
オフィス用の複写機やプリンターに使われるトナーカートリッジは通常、メーカーが回収して分解し、中のトナーを詰め直して再利用されます。カートリッジを手作業で分解できるようにするにはネジ留めで固定できない部分も多く、代わりにこのテープを使って接着しています。具体的には、トナーが漏れないようにするシール材の部品や、トナーが一箇所に溜まらないよう撹拌する羽のような形状の部品など、細い部品同士を接着するために両面テープも2mmまで細くなりました。柔軟かつ強靭な不織布を使用し、トナーが漏れないようにしっかり固定しつつも、分解時には簡単にはがれるという相反する機能を両立した両面テープです。
※この製品は一般販売されておりません。
新車を輸送する際、以前は車体にワックスを塗って鳥のフンやホコリなどの汚れを防止していました。しかし、納品時にワックスを落とす作業に大変な手間がかかっていたため何か別の方法はないかと検討が重ねられ、車1台分を覆える幅広いテープが開発されました。自動車の立体的な形状にぴったりとフィットするよう、柔軟性があり適度に伸縮する素材が採用されています。車の表面の塗装は一見とても固い塗膜に見えますが、実は柔らかく、テープの素材によってははがしたときに表面が変形して波打ってしまったり、粘着剤が車体に残ってしまったりと非常にデリケート。そのため、保護するときはしっかりと接着し、はがすときはキレイにはがし取れて塗装表面にダメージを与えない、特別なテープ素材が使われています。
※この製品は一般販売されておりません。