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生物多様性の保全

基本的な考え方

Nittoグループは「生物多様性の保全」をサステナビリティ重要課題と位置づけ、企業活動が地球環境や生態系に与える全体的な悪影響を最小化し、生物多様性の減少を防ぐための取り組みを進めています。
経団連生物多様性宣言・行動指針」に賛同し、大気汚染防止、水資源保全を課題と捉え、活動目標については現在策定中です。

大気汚染防止の取組み

【大気汚染の防止】
揮発性有機化合物(VOC)による事業所周辺の環境や従業員の健康への影響を最小化するため、VOCの削減を行います。
【化学物質の使用抑制】
溶剤を使用しない紫外線硬化型粘着剤や水系粘着剤の活用による脱溶剤化を推進するとともに、自主管理基準に基づく有害物質の使用を抑制することで、さらなるVOC低減に努めます。
【社会への貢献】
膜分離など選別技術の提供により、環境汚染の低減に貢献します。

水資源保全の取組み

【水資源の保全】
効率的な水利用を通じて、取水量を削減します。全拠点で水資源状況の調査・リスク評価を行い、水資源の保全に努めます。
【水リスクへの対応】
水質汚染・水ストレス等の水リスクに対して、モニタリングと監視体制を整え、有害物資の排出予防に努めます。
【社会への貢献】
膜分離の応用技術など、水の再利用技術確立と展開により、地域社会における安全な生活用水の確保、環境汚染防止に貢献します。

水の再利用技術確立と展開

水資源の効率的利用と、異常気象などによる給水制限に対する事業活動への影響を最小化するため、水の再利用・無排水化(ZLD)に力を入れています。滋賀事業所では、水以外の不純物を透過しないNittoグループの逆浸透(RO)膜を活用した水処理技術によって、事業所から生じる排水・廃液を再利用しています。排水利用率は2022年以降、90%を達成しています。

今後は自社で確立・検証した技術とスキームを含む製品を、新興国等の水リスクの高い国や地域に展開していく計画です。さらに、これらの水処理技術と他の環境技術とを組み合わせることで、安心・安全な水の確保や水資源の保全等、事業を通じた社会課題の解決に寄与していきます。

水リスクのモニタリング

製造プロセスにおいて使用される水は、地域の水源に影響を及ぼします。過度な水の使用や汚染は、生態系や地域社会にネガティブな影響をもたらすリスクがあります。

Nittoグループは、製造拠点での水リスクのモニタリングの重要性を認識しています。Aqueduct(洪水・渇水・水資源など)や社内環境パフォーマンスデータ(取水量・排水量・CODなど)を通じて、水の使用量と品質を把握し、持続可能な未来を目指します。
*詳細はサステナビリティデータブックをご参照ください。

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