「誰もが活き活きとやりがいをもって活躍できる環境の構築」を目指し、「個人の活性化」と「組織の活性化」を図る施策を推進していきます。新しいイノベーションを創出・加速する土台となる「チャレンジを楽しむ」文化の醸成とともに、人事・育成制度の変革に取り組みます。

前中期経営計画「Nitto for Everyone 2025」の最終年度となる2025年度の営業利益は1,836億円、営業利益率17.9%となり、計画目標を達成しました。これは、ニッチトップ戦略を軸とした事業運営と収益力強化への取組みを着実に積み重ねてきた結果であると認識しています。
新たに策定した「Nitto RISE 2028」は、さらなる企業価値の向上を実現し、2030年目指す姿である「なくてはならないESGニッチトップ企業」への進化を確かなものとする3年間と位置付けています。その実現に向けては、PlanetFlags™/HumanFlags™(環境・人類貢献製品・サービス)とニッチトップ双方の認定基準を満たす厳選された製品・サービスであるダブル認定製品・サービスの創出および拡大を軸に据えるとともに、資本効率の向上に継続的に取り組みます。これにより、2028年度に営業利益2,200億円、営業利益率20%、ROE(親会社所有者帰属持分当期利益率)14%の達成を目指します。
私は社長として、この目標達成をリードし、事業成長とステークホルダーの皆様への還元の好循環を実現していきます。そして、社会から信頼され投資家から長期的に選ばれ続ける企業であり続けることを追求してまいります。
これまで2030年ありたい姿として掲げていた「なくてはならないESGトップ企業」を、2030年目指す姿「なくてはならないESGニッチトップ企業」へと改定しました。これは、中期経営計画「Nitto RISE 2028」では実行と成果を重視する段階へ移行すること、収益性のさらなる向上とNittoらしさの明確化を図ることを意図したものです。

2030年目指す姿の実現に向けた2ndステップと位置づけた「Nitto RISE 2028」の推進を通じて、お客様やパートナー様との共創イノベーションにより新たな価値を創出していきます。それにより、持続可能な地球環境・人類社会に「なくてはならない」存在となることで、ステークホルダーの皆様からの信頼と期待に応えてまいります。

「デジタルインターフェース」「グリーンテック」「ヒューマンライフ」を重点分野として設定しました。Nittoグループの基幹技術や三新活動といった強みを市場成長が見込まれる領域で展開し、経営資源を重点的に配分していきます。

社会課題の解決と経済価値の創造の両立を実現するためPlanetFlags™/HumanFlags™とGlobal Niche Top™/Area Niche Top™双方の認定基準を満たす「ダブル認定」製品・サービスの創出および拡大を推進していきます。
また、新たな成長領域を育成するとともに、既存領域の収益力を強化することで成長の確度を高めていきます。


重点取組みを支える施策として、「人的資本経営」「デジタル利活用」「脱炭素経営」に取り組みます。
「誰もが活き活きとやりがいをもって活躍できる環境の構築」を目指し、「個人の活性化」と「組織の活性化」を図る施策を推進していきます。新しいイノベーションを創出・加速する土台となる「チャレンジを楽しむ」文化の醸成とともに、人事・育成制度の変革に取り組みます。

価値創造に直結する「攻め」の施策として、ニッチトップ戦略や三新活動の確度・スピードを高める取組みを加速するとともに、これらのリソースを捻出する「守り」の取組みとして、サプライチェーンマネジメント(SCM)の強靭化や業務効率化を推進します。また、これらの土台となるインフラ改革にも継続的に取り組みます。

PlanetFlags™の創出・拡大、省エネルギーの徹底、再生可能エネルギーの活用、製造プロセスの革新を進めるとともに、原材料を供給いただけるパートナー様や、製品を使っていただいているお客様との協働を通じ、サプライチェーン全体を視野に入れた環境負荷の低減に取り組みます。

事業の稼ぐ力と収益性を重視した営業利益および営業利益率、資本コストを意識したROEを財務目標として掲げています。また、現時点では未だ財務には至っていないが将来的に財務となり得る要素、あるいは財務に転換していく要素を“未財務”と呼び、8つの未財務目標を設定しています。


