Nittoの「可視光応答型光触媒」技術をご紹介します。LEDなどの可視光に反応し、VOC(揮発性有機化合物)や臭気を強力に分解・脱臭する空気浄化技術です。その仕組みや特長、従来技術との違いを詳しく解説します。
LED光下でVOC(揮発性有機化合物)や臭気成分を分解する可視光応答型光触媒。UV光不要・吸着飽和なしで、空気清浄機やフィルタの脱臭・空気浄化性能を高めます。Nittoが保有する材料・実装・評価を一体化した技術パッケージを活用して他社との差別化を図りませんか?
Nittoが提供する可視光応答型光触媒は、従来の光触媒が抱える制約を克服し、LED光下でも高い活性を発揮することで、室内空気環境の根本的な改善を実現する革新的な技術です。
可視光(LED光)の照射により、触媒表面で強力なラジカル(・OH等)が生成されます。このラジカルがVOCや臭気成分を効率的に酸化分解し、最終的には無害なCO2や水へと変換することで、空気浄化を実現します。 このプロセスは、可視光領域で反応する特殊な材料設計に加え、フィルタ内での反応効率を最大化する構造設計によって支えられています。Nittoでは、ラジカル量の定量化や作用機構解析を実施し、その科学的根拠を明確に示しています。
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Nittoの可視光応答型光触媒は、材料開発にとどまらず、「実装+評価+用途検証」まで一体化した技術パッケージとして提供できる点に、お客様のものづくりに貢献する独自の強みがあります。
市場には様々な空気浄化技術が存在しますが、Nittoの可視光応答型光触媒は、その持続性、汎用性、安全性において明確な優位性を持っています。
| 競合技術 | 競合技術が抱える課題 | Nitto技術の優位性 |
|---|---|---|
| 活性炭 | VOCの「吸着止まり」が発生し、定期的なフィルタ交換コストと手間に悩まされがちです | VOCをCO2等に根本分解するため、長期間メンテナンスフリーで稼働し、フィルタ交換頻度を低減します |
| UV光触媒・UV技術 | 人体に有害なUV光源が必須となるため、安全性や設置場所に厳しい制約を伴います | LED光下で活性し、省エネかつ安全で、幅広い環境での利用が可能です |
| オゾン、次亜塩素酸、プラズマ | 特有の臭気や副生成物の発生など、安全性と環境負荷の面で懸念が残ります | VOCをCO2等に分解するクリーンな反応プロセスのため、副生成物を抑え、安全性の高い空気浄化を実現します |
Nittoの可視光応答型光触媒は、多様な産業・製品分野において、お客様の具体的なニーズに応えるソリューションを提供します。
この分野は、Nittoの技術の強みと市場ニーズが最も合致する最優先市場です。
青果物のエチレン分解やカビ抑制といった用途で、食品の鮮度を効果的に延ばし、廃棄ロスを削減する技術を提供します。
医療機器や抗菌フィルムなど、抗菌用途において、院内感染リスクの低減や薬剤に頼らない安全な抗菌手段として、持続的な除菌・抗菌効果を発揮するソリューションを提供します。
人工光合成やアンモニア分解といった先端領域については、過去の基礎研究を通じて可視光応答型光触媒の応用可能性を探索し、関連する知見・評価技術などを技術資産として蓄積しています。
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Nittoでは、材料・実装・評価の各技術を一体化し、ライセンス供与を通じてお客様の製品やシステムへの組み込みを支援しています。本技術に関連する保有特許の一覧は以下をご覧ください。
| 特許番号 | リンク | その他情報 |
|---|---|---|
| US11511267.B2 | 特許情報リンク | ― |
| US10583421.B2 | 特許情報リンク | ― |
| US10556230.B2 | 特許情報リンク | ― |
| US10464055.B2 | 特許情報リンク | ― |
| US10213780.B2 | 特許情報リンク | ― |
| US10201809.B2 | 特許情報リンク | ― |
| US10549268.B2 | 特許情報リンク | ― |
| US10391482.B2 | 特許情報リンク | ― |
| US9987621.B2 | 特許情報リンク | ― |
※本ページの記載は2026年8月時点の情報に基づくものであり、特許の権利状況等は最新状況と異なる場合があります。
Nittoの保有特許活用までの流れの一例は、下記の通りです。


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技術知財戦略本部 第3知的財産部